男子短距離のサニブラウン・ハキーム選手が、世界陸上の200mは、不出場。
100mと400mリレーのみに専念するという事です。
100mでは日本歴代1位の成績を持つサニブラウン。
200mでは日本歴代2位という成績で、更に60mでも日本歴代1位でタイ記録を持っている選手ですから、200mを出場回避しなければならない程の理由があったのでしょうか?
サニブラウンが世界選手権200mに出場せず
サニブラウンが世界陸上個人は100Mに専念 200回避し、リレーにも注力#陸上 #世界陸上https://t.co/3R8be1y3tR
— スポーツナビ・陸上編集部 (@sn_gorin) September 7, 2019
サニブラウン選手が世界選手権200mに出場しない事が解りました。
日本陸連の土江寛裕五輪強化コーチは7日、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)が世界選手権(27日開幕、ドーハ)の200メートルに出場しないことを明らかにした。
9秒97の日本記録を持つ100メートルと、アンカーでの起用が有力な400メートルリレーに専念する。
土江コーチによると、フロリダ大のコーチと協議し、サニブラウンの肉体的な負担を考慮して判断した。
大会中は200メートル不出場によりリレーまでの時間的余裕ができ、日本陸連の直前合宿に参加していないサニブラウンがバトンパスの練習を積める利点もある。
200メートルには白石黄良々(セレスポ)がサニブラウンに代わって代表入りする見込み。
今回の200メートル不出場に関しては、土江コーチから発表がありました。
土江コーチは7月下旬にフロリダ大に行き、サニブラウンを指導するマイク・ホロウェイ・コーチと話し合いの末、すでに内定している200mには出場しない。といった結論を出したそうです。
なので、サニブラウン選手は100mと、小池選手、白石選手、桐生選手が出場予定の400mリレーにアンカーとして出場する予定となります。
200mでも日本歴代2位の成績を出しているサニブラウン選手ですから、素人目から見ると挑戦して欲しいなぁという思いはありますが、不出場にした理由は
① 個人は100m1本に集中し、さらなる新記録を残して金メダルを獲得する。
② 団体のリレーはアンカーとなる予定。キーマンとなる事は間違いないので、バトンの練習も増やしたい。
といったところでしょうか。
土江コーチはサニブラウンについて
「日本に欠かすことはできない。
個人でも世界のメダルを狙える。(リレーと)両方良い形でできるように」
とおっしゃってますので、種目を少なくする事で確実なメダル獲得への情熱が、選手、コーチ共に伝わってきます。
サニブラウンが200mに出場しない事に世間の反応は?
肉体的な負担を考慮したとのことで、それは賢明な判断だと思う。
ただ、100mと200mのどちらにするかは難しい問題だったはず。これは一つの賭けかもしれない。
サニブラウンは、100mと200mを何本か走った後のインタビューで疲れた発言が多いけど、2種目の3ラウンドとリレーをこなせる体力がないなら、月に100kmから150kmは走って、回復力を鍛えないと。
前回のファイナリストだし、19秒台の期待もかかっていたという意味ではとても残念である。 ただ、その代わりとして四継に集中してくれるのはありがたいけど。
金メダルとって欲しい!
小池は100、200m出場で、リレーはバトンを渡すだけと練習の負担が少ない1走
白石はロンドンDLの走りが高評価で長い距離も◎
桐生は安心すぎる3走 ・サニブラウンは200mを回避し、バトンの連係を深め、その爆発力に期待しアンカー。
これはなんと言ったらいいのやら。
嬉しい半面、残念な気持ちもある…。
けれど、どちらにせよサニブラウンには頑張って欲しい!!