『木を切ってはいけない日があるってホント?!』と、先日、友人がびっくりしていました。
そうなんです!確かに木を切ってはいけない日(木を切らない方が良い日)ってのがあるんです!
長い年月をかけて育った木には魂が宿ると言われていますもんね。
静岡県森林組合連合会のカレンダーに立木伐採カレンダーが載っています。↓画像
これによると大つち・小つちの時期に木を伐採すると虫が入ったり木が腐りやすくなるようです。
昔から暦の上で、毎月のうち木の伐れる良い日が伝えられております。参考にしてください。
大つち・小つちはともに7日間です。その時期に木を伐すると、虫が入ったり腐りやすくなります。また、住宅部材その他に使用された後もこの傾向は残ります。
除間伐はその時期に伐ると早く腐り易く、山の肥料化を促します。
これは伐木日の目安です。造材(玉切り)日は関係ありません。
また、「土用」の期間中は、木を切ったり、土を掘り起こしたりしてはいけないと言われています。
この時期は、土公神が支配する時期で土の気が盛んになると言われていて、土を動かす作業を忌む(いむ→不吉なこと、けがれたこととして、きらって避けること)習慣があったそうです。
この忌む習慣の名残で、今も土用の時期は木を切ってはいけないと言われているんですね。
昔からのしきたりというのは、何か意味があっての事でしょうから守った方がいいかもしれませんね!
木を伐採する時期はいつ頃がいい?
木の種類によって違いがあります。
杉の木は、7〜8月、11月〜12月。
桧の木は、3月〜4月、7〜12月。
特に桧の質がいいのは、10月〜11月となっています。
一般的には、9月〜3月の木の成長がおやすみする時期がいいと言われています。
しかし最近では、木を乾燥させる技術が進歩しているため年間を通して伐採されているようです。
木の伐採と選定の違い
伐採とは木を1本丸ごと切る事ですが、
剪定は樹木の枝を切り落として形を整える事です。
↑植物の不要な所を切って、生育を促して綺麗な形に仕上げる事です。
基本剪定
冬か春ごろに行う剪定です。
この時期に行われる剪定の目的は、綺麗な姿を作り生育を促すために行われます。
軽剪定
夏や秋に行う剪定です。
主に、植物の形を整えたり、病害虫の発生を防いだりするために行われます。
剪定を行うのにいい時期は?
- 針葉樹は、基本剪定は4〜5月、軽剪定は、10月〜11月
- 落葉樹は、基本剪定は11月中旬〜2月、軽剪定は7月中旬〜8月
- 常緑樹は、基本剪定は5〜6月、軽剪定は9〜10月
剪定する時期は早すぎたり、やりすぎてしまうと樹木の寿命を縮めてしまったり、枝が増えてしまうことがあるので、気をつけましょう!
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木を切ってもいい日といけない日
昔の言葉で、「木六竹八塀十郎」という言葉があります。
これは、木は6月、竹は8月、土塀は10月に塗るといいとされている言葉です。
旧暦なので、昔の6月は今でいう8月くらい。
8月くらいに切った木は、虫がつきにくく乾燥もしていて、冬を越えるのに養分をしっかり蓄えているため、家を作る木材として適しているという意味です。
しかし、あまりにも時期を気にしすぎてしまうと結局いつがいいのか、切るタイミングを逃してしまいます!
ただ一つだけ守ればいいと思います。
地上の神である「大歳神」の木を切らなければ災いはないと思いますよ!
毎年太歳方と呼ばれる方角は変わるので、その方角にある樹木を切らなければいいのかと。
まとめ
私の義父がもう枯れてしまった桜の木を切るのに、いつがいいのか業者に問い合わせていました。
実際に切ったのは業者ではなく息子である私の旦那さんでしたが。(笑)
ずっと放置していたそうで、やっと切ったという感じでした。
枯れた木は、放置しておくと危険なことにもなる可能性があります。
もし、台風などで折れてしまうと近隣の家に被害が出てしまったり家族が怪我をしてしまったりと危険が伴います。
また、被害が出た場合などは、木の所有者に法的に問われる場合があるんです(T . T)
家相学的にも風水的にも「よくない気」を溜め込んでしまうそうです。
なので、できるだけ安全のためにも気の流れにとっても不要?になった木は伐採した方がいいですね^_^